琵琶湖をかかえる滋賀県は昔から交通の要所として発展し、製薬所が中仙道や東海道筋に生まれ、旅人の道中薬として用いられたと言われています。また甲賀を中心とする起源は山岳宗教に類する修験者がご神符とともに持ち歩いたのがきっかけで、忍者も常用したものが配置売薬に発展したものと言われております。大正から昭和の初めにかけて数社の製薬会社が創業し、統合や合併を繰り返し「近江のくすり」として全国に発展してきました。今日では薬事時法に基づく近代的な整備のもと化学の粋を結集した企業18社が、滋賀の地場産業として伝統ある配置用医薬品から近代的な医療品・一般用医薬品の製造を行い、「滋賀のくすり」として全国津々浦々にわたり人々の健康に奉仕しております。
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